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2004年度日本青年会議所医療部会部会長所信

和を広げ 創ろう!「SHIN」時代

新しい価値観による我々が出来る我々が快適に生活できる未来をつくる
新・深・信・進・身・芯・慎・深・真・心・親・伸


−はじめに・新しい40年間を迎えて−

人間は生まれただけではほ乳類のヒトであり、ゴリラがヒトを育てればゴリラの生活をするヒトになるでしょう。人間はあくまで人間社会において育つことによりヒトから人間になります。そう言う意味では母胎から離れてからの社会の歴史の上に成り立つ一生涯の進化こそが人間としての本領であると思います。
本年2004年は、我々医療部会が設立されて41年目の年となります。第二次世界大戦後の焼け野原の中、日本における青年会議所運動が始まり、その後、歴代部会長をはじめとする先輩の方々のご努力により医療部会は社会と共に発展してきました。今までの40年間は、まさに医療の原点である「怪我や病気を治し、生命を救う。生き長らえる」ことに主軸がおかれてきました。そのことの正しさは、戦後日本社会の不死鳥の如くの復活が証明しています。現在の日本では物が豊かであたりまえのように、ありがたいことに健康や長生きであることがあたりまえとなっています。先人達の多大な努力と偉大な功績には感恩の念にたえません。
しかし、この21世紀の世において、ただ病気でなく長寿であるだけで良いのでしょうか。平和とは戦争では無い状態をいい、健康とは病気や怪我の無い状態を言います。平和にも豊かな平和もあれば、ただ単に戦争状態でない貧しい平和もあります。これからの日本社会は物心ともにより豊かな社会を目指さなければなりませんし、各個人の健康もより豊かなものにしなければなりません。
これからは、守るべきものは守りながらも、より満足度の高い医療・福祉・社会保障・健康が得られる社会でなければならないと思います。


−深く考え信じるところに進む−

私たち青年は、過去に育ち、現在を生き、未来に責任をおっています。その未来は、その時代に生きる全ての人々にとって素晴らしい社会でなければなりません。昨年の医療部会設立40周年においてつくられた政策提言をもとにして、明るい豊かな社会とは何かをより深く考え議論し、未来像をひとりひとりがつくりあげそれを心にもっていなければ良い社会とはならないでしょう。そして、ただ座して待っていただけでは、実現するわけがありません。たとえ身近な小さな事柄からでも自らが率先して進んでいかなければ、社会はわたしたちが理想とする未来像に向かって動きません。
JCは単年度制を採用していますが、年度内の結果を求めすぎず、中長期的な展望に立ち、最終的により大きな成果となるような戦略と実行が必要とされています。我々医療部会は、責任世代として未来に向けて考え、現在から行動していかなければなりません。


−身を立たせ 芯を持ち 慎み深く−

昨今巷には、経済的に難しいとか時間がとれないという言葉が流行語であるが如くまかり通っています。本当にそうなのでしょうか。予算がとれないということ一つにおいても、予算執行が適切であるか、収入を増やす努力をしているか、他の方法を模索したかなど、全てにおいて検証と検討がなされているのでしょうか。社会的にも個人的にも与えられた状況に甘んじるのではなく、熱意をもって個人が自立して閉塞した箇所を切り開いて行くことが大切だと思います。しかし、自立するためには何をしても良いわけではありません。そこには何をして良く何をしてはいけないかという判断が無ければ、乱開発が環境を破壊したように、バブルという虚構が未来において長い後遺症を引き起こしたように、悲劇がくり返されるだけです。
時勢や圧力、惰性などの外部要因や傲慢や無知などの内部要因に負けないしっかりとした芯をもち慎み深い、自立し、しかも自律した行動が求められていると思います。


−真心のこもった親しいつきあいがお互いを伸ばす−

他人、他家、他組織、他地域、他国などの「他」との関係において最も重要なことは、そこに心すなわち思いやりがあるかどうかということだと思います。思いやりがあれば、「他」との間は利害対立関係ではなく、利益を共有する関係になります。しかし、ただ親しくしたり甘やかすだけではなく、相手のことを尊重し、考え、相手がより良くなるように行動することが、結果として相手と自分を現状より一段階あげていきます。医療部会内では、会員どうしでお互いに触発しあい切磋琢磨し成長したり、一つの物事に団結してあたり、それを成功に導くことの出来る関係をより深くなるように活動します。関係諸団体や外国などとは協調し協力しあうことで、社会がより素晴らしくなっていくことを目指します。


−おわりに・和のこころ−

和をもって貴しとなす−聖徳太子

私は、聖徳太子と違い、同時に十人の言うことを理解できない普通の人間です。しかし、「和」の大切さは、人一倍理解しているつもりです。
医療部会員一人ひとりの熱意の合計の「和」が、新入会員を増やし「和」を大きくし、仲良く事業にあたり成功するように。
先輩諸兄をはじめ関係諸団体との「和」が私達が生まれ育ち暮らしている日本という「和」をより良くするように。
日本という「和」のアイデンティティーをもち、世界と協力することにより平「和」を築くように。

私は、第41代 日本青年会議所医療部会長として、鋭意努力する所存です。